スイス・ダボスでウクライナ側が提案…和平案を協議
スイスのダボスで、14日、およそ80の国や国際機関の高官が集まり、ウクライナ側が提案している和平案を協議しました。
協議は、15日からスイスで行われる世界経済フォーラム年次総会、いわゆるダボス会議に先だって行われ、4回目となる今回は、81の国や国際機関の高官が参加しました。
ウクライナ側の反転攻勢が停滞し、ウクライナに対して「領土の割譲を含む停戦交渉を考えるべき」との声も上がり始める中、会議では、ロシア軍の撤退など、ウクライナ側が提案している和平案の項目について協議が行われ、ウクライナ側に領土の割譲を求める意見は出なかったということです。
一方、会議にはロシア側は招待されておらず、開催国のスイスのカシス外相は、「我々は、ロシアを和平交渉の場に参加させる方法を見つけなければならない」と述べました。
ダボス会議では、ゼレンスキー大統領も演説する予定で、ウクライナ側は、和平に向けた世界各国の首脳級による「平和サミット」の開催に向けて協議を進めたい構えです。