ロシア軍の攻撃で4人死亡 ウクライナ側、地対空ミサイルの不足で迎撃率低下
ロシア軍は8日、ウクライナ各地をミサイルなどで攻撃し4人が死亡しました。ウクライナ側は、地対空ミサイルの不足により、迎撃率が通常より大幅に低かったとしています。
ウクライナ当局によりますと、8日朝、ロシア軍のミサイル攻撃などで民間の住宅地や商業施設が被害を受けました。ゼレンスキー大統領は4人が死亡、45人がケガをしたとしています。ウクライナメディアなどによりますと、51発のミサイルのうち、迎撃できたのは18発で、迎撃率は通常よりも大幅に低かったということです。
ウクライナ軍は理由について、高い迎撃能力を持つアメリカ製の地対空ミサイル「パトリオット」の不足が原因だとしています。一方、ロシア国防省は「ウクライナの軍事施設に対して攻撃を行った」と発表しています。昨年末から続くロシア軍の大規模攻撃をめぐっては、様々なタイプのミサイルを発射し、ウクライナの防空能力を試す狙いがあるとも指摘されています。