中国 前外相の解任理由明らかにせず 報道官「中国の外交活動は着実に前進している」と外交への影響否定
中国の秦剛前外相が25日、解任されたことについて、26日開かれた中国外務省の会見では理由について明らかにされませんでした。
中国の全人代=全国人民代表大会の常務委員会は25日、秦剛前外相を解任し、後任に、秦氏の前の外相だった王毅氏を任命しました。
26日午後に開かれた中国外務省の会見では、秦剛前外相の解任理由に関する質問が繰り返されましたが、毛寧報道官は「私から提供できる情報はありません。 国営の新華社通信が発表した情報を確認してください」と答えるにとどまりました。
また、外相の短期間での交代が外交に影響を与えるかについて問われると、「中国の外交活動は着実に前進している」と述べ、影響を否定しました。
今回の解任をめぐっては中国外務省のホームページ上で秦剛前外相に関する記載が一斉に削除されているなど、異例の事態となっています。