安保理15か国の代表らが黙とう エリザベス女王死去
イギリスのエリザベス女王の死去を受けて、国連の安全保障理事会の会合では8日、黙とうがささげられました。
アメリカ・ニューヨークの国連本部で8日に開かれた安保理会合の冒頭、今月の議長を務めるフランスのドリビエール国連大使は、エリザベス女王について、「その生涯はすべてイギリスにささげられたものだった」と述べた上で、イギリス国民や政府に哀悼の意を表しました。
その後、安保理理事国15か国の代表ら全員が起立し、約1分間の黙とうをささげました。
黙とうの後、イギリスのウッドワード国連大使は、「女王の並外れた奉仕によって世界中の平和と友好が育まれた」と述べました。
また、国連のグテーレス事務総長は声明で、「エリザベス女王は国連の良き理解者だった。国民への奉仕に生涯をささげた女王の揺るぎない献身に賛辞を送りたい。世界は、女王の献身と指導力を忘れない」と述べ、死去を悼みました。