イスラエル軍攻撃のガザ地区病院 保健当局「完全に機能を停止した」
イスラエル軍は、パレスチナ自治区ガザ地区の南部ハンユニスにある最大の医療施設で軍事作戦を続けています。病院にはおよそ200人が入院していますが、ガザ地区の保健当局は、「病院は完全に機能を停止した」としています。
イスラエル軍はガザ地区ハンユニスにあるナセル病院に対し、イスラム組織ハマスが人質を拘束しているなどの情報があるとして、攻撃を続けています。
軍は病院から大量の武器や人質の名前などが貼られた医薬品を発見したと主張し、これまでに潜伏していた数百人のテロリストらを逮捕したとしています。
これに対し、ガザ地区の保健当局は攻撃により電力の供給が停止したとして、ロイター通信に対し、「病院は完全に機能を停止した」と述べています。
また、WHO＝世界保健機関のテドロス事務局長は自身のSNSに「院内にはおよそ200人の患者が残されている」と投稿し、「少なくとも20人は緊急にほかの病院へ移す必要がある」と訴えています。
