イスラエル「交渉は行き詰まった」 ガザ地区、戦闘再開から2日間…死者200人以上に
イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘は、再開後2日間でパレスチナ自治区ガザ地区の死者が200人以上にのぼるなど、激しさを増しています。
イスラエル軍は3日、パレスチナ自治区ガザ地区へ空爆を一晩中続けたほか、海上からも攻撃を行って、地上部隊を支援するなどし、ハマスの戦闘員5人を殺害したと発表しました。
イスラエル軍はガザ地区全域を細かく区分けして、南部の住民にも避難を呼びかけていますが、地元メディアは戦闘再開後の2日間で、死者が200人以上にのぼると伝えています。
また、ロイター通信はハマス側の発表として、イスラエル軍による攻撃で、エジプトとの境界に近いラファで7人が死亡したと報じていて、南部でも戦闘が激しくなっているとみられます。
こうした中、再び戦闘を休止するための交渉は、イスラエルが「交渉は行き詰まった」と発表し、ハマス側も交渉の中断を明らかにした上で「停戦が実現するまで人質は解放しない」と主張していて、実現が難しい状況となっています。