国連安保理 ルワンダ軍にコンゴ反政府勢力への支援停止など求める決議採択
政府軍と反政府武装勢力が衝突するコンゴ民主共和国について、国連の安全保障理事会は21日、隣国のルワンダ軍に対し反政府勢力への支援停止と撤退などを求める決議を採択しました。
コンゴ民主共和国では、反政府武装勢力「M23」による政府軍との衝突が激化しています。
こうした中、国連安保理は21日、隣国のルワンダ軍に対し反政府勢力への支援の停止と無条件の撤退などを求める決議の採決を行いました。
採決では全会一致で15か国が賛成し、決議は採択されました。
決議を提案したフランスは、「コンゴ民主共和国の紛争に軍事的解決策はなく、ルワンダが支援するM23による攻撃を終結させなければならない」と述べました。
一方、ルワンダは「ルワンダ語を話すコンゴ民主共和国の人々の正当な懸念や不満を無視することは紛争の解決につながらない」などと反論しました。