バイデン大統領 国防総省報道官をホワイトハウス広報担当幹部に起用
アメリカのバイデン大統領は20日、国防総省のカービー報道官を、ホワイトハウスの広報担当の幹部に起用すると発表しました。
カービー報道官は、新設されるNSC=国家安全保障会議の「戦略広報担当調整官」に起用されます。安全保障政策の広報・発信を担当し、記者会見を担当することもあるということです。
カービー氏はバイデン政権発足時から国防総省の報道官を務めています。アメリカ軍のアフガニスタン撤退や、ロシアのウクライナ侵攻への対応では連日記者会見を行ったり、テレビに出演したりするなど安定した答弁に定評があります。
今回、ホワイトハウスの発信力強化のために抜てきされた形です。
バイデン大統領は声明で「アメリカの外交・安全保障の複雑さを理解し、重要な安全保障の問題で政権の立場を代弁できる」と期待を寄せています。