G7首脳声明に中国政府が猛反発「中国を中傷し、偏見と嘘に満ちている」
G7サミット=主要7か国首脳会議で採択した首脳声明について、中国政府は「中国を中傷し、偏見と嘘に満ちている」と猛反発しました。
G7は14日に採択した首脳声明で、ロシアに対し支援を続けているとして中国を名指しで批判したほか、東・南シナ海での威嚇的行動、台湾情勢などについて懸念を表明しています。
これに対し、中国外務省の報道官は会見で、「中国を中傷し、事実に基づかず法的根拠もない主張は、偏見と嘘に満ちている」と強く非難しました。
また、「G7はアメリカと西側諸国の覇権を維持するための政治的道具となり、 国際社会を代表できず信頼も失った」と批判したうえで、「世界平和の維持を口にするG7こそが地域紛争の火に油を注いでいる」と主張しました。
またEV=電気自動車などの「過剰生産問題」への指摘については、「客観的事実から逸脱している」とし、「G7こそが経済や貿易問題を政治化、武器化する本当の脅威だ」と反発しています。