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米流出“機密文書” 気球の分析も記載か

2023年4月15日 13:50
米流出“機密文書” 気球の分析も記載か

アメリカ政府の機密文書とみられる画像が流出した事件をめぐり、有力紙ワシントンポストは14日、ことし2月に撃墜された中国の偵察気球に関する分析を記した文書も含まれていたと報じました。

ワシントンポストが入手したのは気球の撃墜から一週間ほど後の2月中旬ごろの情報機関の分析資料とみられる画像などです。

文書では撃墜された偵察気球を「キリーン23」と名付け、直径1.2メートルのパラボラアンテナや複数のセンサーが搭載され、気球のソーラーパネルは、高性能レーダーも十分に運用できるだけの発電能力を備えていたと分析しています。

一方で文書では、気球のセンサーを分析するために必要な画像を、アメリカ側が十分に持っていないとの記載もあったということで、ワシントンポストは、文書が作成された2月中旬の時点では「気球の真の能力について疑問が残っていたことが明らかになった」と指摘しています。

また文書には、太平洋上でアメリカ軍の空母打撃群の上空を飛行した別の偵察気球に関する記載もあったとしています。

写真:「Chase Doak」

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