北発射ミサイルはICBM「火星17」か
韓国軍は北朝鮮が発射したミサイルについて、ICBM(=大陸間弾道ミサイル)だったと断定しました。
韓国側は、今回のミサイルは前回、失敗したと推定されるICBM「火星17」を再び発射したとみています。
韓国軍によりますと、北朝鮮は18日午前10時15分頃、平壌の順安付近から日本海に向けて、ICBM1発を発射しました。飛距離は1000キロ程度、高度は約6100キロまで達したということです。
日本政府によりますと、通常より角度をつけたロフテッド軌道で発射され、発射の約69分後に北海道西側の日本のEEZ(=排他的経済水域)の内側に着弾したとみられます。
浜田防衛相は、弾頭の重量によっては1万5000キロを超えて飛び、アメリカ本土が射程に含まれる可能性があるとの見方を示しています。
岸田首相は「断じて容認することができない」として、北朝鮮に厳重に抗議したことを明らかにしました。
また、韓国軍は、アメリカ軍と共にステルス戦闘機から誘導爆弾による打撃訓練を行い、「挑発に断固対応する」と警告しています。
ただ、日米韓3か国が連携を強めれば強めるほど、北朝鮮の軍事的挑発がエスカレートしている状況で、7回目の核実験を含め関係国の警戒が強まっています。