ゼレンスキー大統領「状況は悪くないが難しい戦いだ」 反転攻勢が今後を左右する重要局面との考え示す
ウクライナのゼレンスキー大統領は15日、アメリカメディアのインタビューに応じ、ロシアの侵攻に対する反転攻勢の状況について「状況は悪くないが難しい戦いだ」と述べました。
ゼレンスキー大統領
「状況は悪くはないようだ。おおむね前向きと言えるが、難しい戦いだ」
ゼレンスキー大統領はアメリカ・NBCテレビのインタビューで攻勢をかけるなかで最前線の部隊がロシア側の抵抗に直面していると語りました。
一方で、今回の反転攻勢でロシア軍が敗れれば、最終的にこの戦争で敗北することになると述べ、今回の反転攻勢が今後を左右する重要局面であるとの考えを示しています。
ウクライナ軍は、15日、反転攻勢によって100平方キロメートル以上の領土を奪還したと発表しました。戦況についてアメリカの戦争研究所は、ウクライナ軍の反転攻勢がまだ初期段階にあるとしています。
また、ロシア軍に関しては南部の一部で防衛ラインを突破したとされるウクライナ軍を消耗させ防衛に成功していると分析しています。