韓国、2基目の軍事偵察衛星打ち上げ成功 気象条件悪くとも北監視へ
韓国国防省は日本時間8日、2基目となる軍事偵察衛星の打ち上げに成功したと発表しました。新たな衛星には最新のレーダーが備えられ、気象条件が悪い中でも北朝鮮を監視できるとしています。
新たな軍事偵察衛星は日本時間8日午前、アメリカの民間宇宙会社「スペースX」のロケットを使って打ち上げられました。
韓国国防省によりますと、衛星は軌道に進入し、打ち上げからおよそ3時間後に地上との交信に成功したということです。
韓国が偵察衛星を打ち上げるのは去年12月に続き2基目です。
今回の衛星には「世界最高水準」とされる特殊なレーダーが備えられていて、気象条件や昼夜を問わず、解像度の高い映像が撮影可能だとしています。
韓国の申源湜国防相は「これからは悪天候の中でも北朝鮮全域を鮮明に監視できるようになる」と強調しています。
申国防相は北朝鮮が今月中にも追加の偵察衛星を打ち上げるとの見方を示していますが、韓国の衛星について「北朝鮮の衛星と比較する必要さえないほどに優れている」と性能を誇示しています。