アメリカのバイデン大統領は26日、ポーランドで演説し、ロシアのプーチン大統領について、「権力の座に居座り続けることはできない」と非難しました。

演説は首都ワルシャワの王宮で行われ、ウクライナのクレバ外相ら閣僚も姿を見せたほか、中に入れなかった人も含めて数千人が耳を傾けました。

バイデン大統領「アメリカ国民は、平和を望む勇敢なウクライナの人々を支持している。希望を絶対にあきらめるな。希望を疑うな。恐れるな。この男（プーチン）は権力の座に居座り続けることはできない」

ホワイトハウス当局者は演説後、この発言について「体制の転換について話したのではない」と釈明しています。バイデン大統領はさらに、ロシア国民にも「あなた方は敵ではない」と呼びかけました。

バイデン大統領「もし聞くことができるなら言いたい。ロシアの皆さんは敵ではない。プーチンの侵略はロシア国民を世界から遮断し、ロシアを19世紀に戻した」

また、バイデン大統領は演説に先立ち、ウクライナからの避難民の滞在施設を訪れました。幼い子供を抱きかかえるなどしながら、避難民の言葉に耳を傾け、励ましました。