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ロシアとウクライナ、協議継続で合意 数日中に再会談へ

2022年3月1日 4:44

ロシアのウクライナ侵攻後、初めて、ロシアとウクライナの代表団による会談が行われました。協議を継続することで合意し、数日中に再び会談するとしています。

ロシアとウクライナの代表団による協議は、休憩をはさみながら5時間以上にわたって行われました。

協議終了後、ロシア側は、いくつかの点でウクライナ側と共通の立場を見いだすことが可能との認識を示しましたが、詳細は明らかにしませんでした。

一方、ウクライナ側も、本国の決定を要する優先課題を確認したと述べるにとどめています。

双方は、協議内容を本国に持ち帰って検討するとして、交渉を継続することで一致しました。次回の会談は、数日中にポーランドとベラルーシの国境で行われる予定です。

こうした中、プーチン大統領は、フランスのマクロン大統領との電話会談の中で、ウクライナの非武装化とともにクリミアについてロシアの主権を認めることも問題解決に必要な条件だと主張しました。

交渉の間もウクライナではロシア軍による攻撃が続きました。第二の都市ハリコフでは住宅街に砲弾が打ち込まれ、地元当局によりますと、少なくとも11人が死亡したということです。

ゼレンスキー大統領は先月28日、EU(=ヨーロッパ連合)に対し、ウクライナの加盟を特例で認めることを求める申請書に署名しました。早期の加盟は難しいとみられますが、こうした欧米への働きかけを続けることで、支援を最大限に引き出したい考えだとみられます。