大きな音が何度も鳴り響き…射撃訓練に観光客も騒然 中国軍が軍事演習<台湾本島に最も近い島から中継>
中国軍は、4日午後から台湾周辺で大規模な軍事演習を行っています。その訓練の海域に近い中国・福建省の島から中継です。
台湾本島に最も近い福建省の平潭島です。日本時間の4日午後1時から、ここからおよそ50キロ離れた海域で中国軍による大規模な演習が行われています。
そして、今から2時間ほど前に撮影した映像では、中国側から台湾海峡に向かって立て続けに打ち上がっていく様子が捉えられました。
中国軍によりますと、陸軍が長距離の実弾射撃訓練を行っていたということで、あたりでは「どーん」という大きな音が何度も鳴り響き、観光客たちも騒然としていました。また、軍のヘリコプターが何機も飛び立つ様子が確認されるなど、島は異様な雰囲気となっています。
今回の演習は、台湾を取り囲むように設定された6つの区域で7日まで行われる予定で、台湾の国防部は「台湾を封鎖するのも同然だ」と反発し、台湾軍も厳戒態勢に入っています。