露の軍事活動“縮小” 米国防総省「だまされてはいけない」
ロシアとウクライナの停戦協議で、ロシア側が首都キーウ近郊での軍事活動を大幅に縮小すると表明したことについてゼレンスキー大統領は「信じる根拠がない」と不信感を示しました。
トルコのイスタンブールで行われた停戦協議でロシア側は、交渉の環境を整えるため、首都キーウ近郊での軍事活動を大幅に縮小すると発表しました。
これについてゼレンスキー大統領は不信感を示しました。
ゼレンスキー大統領「これらのシグナルはロシアの砲弾の爆発を黙らせることはできない。我々を滅ぼすために戦い続ける国の代表の言葉を信用する根拠はない」
一方、アメリカ国防総省の報道官もロシア側の主張について「誰もだまされてはいけない」と否定的な見方を示しました。
また、キーウ周辺の一部のロシア軍に後退する動きがみられると明らかにしたものの、「再配置であり、撤退ではない」としています。
停戦協議が行われている29日も各地で攻撃が続き、州の庁舎が被害を受けたミコライウでは少なくとも45人が死傷しました。