アメリカのIT大手でフェイスブックやインスタグラムを運営する「メタ」が、新しいSNS「Threads（スレッズ）」の提供を始めました。「ツイッター」との違い、取って代わる可能性などについて解説します。

■「スレッズ」　ツイッターよりも“多く”投稿可能

有働由美子キャスター
「6日からスタートした新しいアプリ、『スレッズ』。開始から7時間で利用者が1000万人を超えたようです（ザッカーバーグ氏による）。インスタグラムを運営する、アメリカのIT大手『メタ』が提供しています。廣瀬さんも早速、投稿していましたね？」

廣瀬俊朗・元ラグビー日本代表キャプテン(「news zero」パートナー)
「インスタグラムとの連携もあったので、さっと始められました」

有働キャスター
「廣瀬さんも始めたというスレッズなんですが、ツイッターと比べてみると『いいね』マークや『返信』マークが、かなり似ているように見えます。この2つにどのような違いがあるんでしょうか？」

小栗泉・日本テレビ解説委員
「確かに見た目はすごく似ているんですが、機能にいくつか違いがあるんです」

●文字数
スレッズ・500文字　ツイッター・140文字

●動画
スレッズ・5分　ツイッター・2分20秒

●写真
スレッズ・10枚　ツイッター・4枚

有働キャスター
「かなり多く、自由に投稿できそうですね」

■「ハッシュタグ」「トレンド」ない機能も　削除は「インスタ」ごと…

小栗解説委員
「ただ、ツイッターにあってスレッズにはない機能もあるんです。例えば、『ハッシュタグ』はスレッズにはないんです。さらに、『トレンド』機能もなく、スレッズはユーザーの検索しかできないんです」

有働キャスター
「私とかは、ツイッターはトレンドを見るために使っているので、どっちが便利なのか微妙ですね」

小栗解説委員
「さらに、1つ注意点があって、スレッズはインスタグラムのアカウントがないと登録ができなくて、スレッズを消したくなった時には、インスタのアカウントごと消さないといけないということなんです。6日、街の人たちにも、スレッズについて聞いてみました」

会社員（20代）
「今のところ、ツイッターでいいかな」

大学生（19歳）
「周りがやり始めたりしたら、流されてやっちゃうかな」

――消す時はインスタのアカウントごと

学生（10代）
「覚悟しなきゃいけないなと」
「何もつぶやかないまま、様子見で入れとくくらい…」

■「ツイッター」に取って代わることは？

有働キャスター
「では今後、スレッズがツイッターに取って代わることはあるのかというと…」

小栗解説委員
「ツイッターは今、イーロン・マスク氏が『閲覧制限』を発表するなど混乱が続いています。ITジャーナリストの三上洋さんによると、その混乱している今、リリースすることでツイッターからスレッズに移行させようという狙いがあるといいます」

「また、今後、ツイッターの利用者が減って広告収入がダウンしたら、閲覧制限の解除や緩和など早急に対策することも考えられるとのことです」

有働キャスター
「早速使っている廣瀬さんは、スレッズをどうみていますか？」

廣瀬さん
「スレッズはインスタと連携しているので、映像で見ることができたり、確認できたりすることが多いのかなと思っていて、安心感があるなって気がしますね。今後、どうなるか楽しみです」

有働キャスター
「日本では長らく一強だった“つぶやき界”に突如、降ってわいたマスク氏VSザッカーバーグ氏のライバル対決。どっちが天下を取るのか、決めるのはもちろん、みなさんユーザーの選択です」

(7月6日放送『news zero』より)