イギリスのスナク首相、新外相にキャメロン元首相を起用
イギリスのスナク首相は13日、内閣改造を行い、新たな外相にデビッド・キャメロン元首相を起用しました。
今回の人事は、スナク首相がパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃に対する抗議デモを「ヘイトマーチだ」などと発言したブレーバーマン内相を更迭し、後任にクレバリー外相をあてたことに伴うものです。
空席となった外相に指名されたデビッド・キャメロン氏は、2010年から6年間首相を務めました。
EU=ヨーロッパ連合離脱を決める国民投票を実施し、残留を呼びかけたものの、敗北して辞任した経緯があります。
スナク首相が来年にも行われるとみられる総選挙を見据え、知名度の高いキャメロン氏を起用することで、支持率の引き上げを狙ったとの見方も出ています。