米・バイデン政権 対中…半導体製造装置の輸出規制強化へ
アメリカのバイデン政権は7日、中国に対する半導体製造装置の輸出規制を強化する措置を発表しました。高性能半導体が軍事開発に利用されるのを防ぐためだとしています。
アメリカ商務省は7日、高性能半導体を製造する中国企業の工場に、半導体製造装置を輸出することを原則として禁止しました。またこれとは別に、中国の半導体製造大手・YMTCなど、31の中国企業を、輸出管理を強化する外国企業のリストに追加しました。
今後、さらに厳しい輸出禁止措置の対象とする可能性もあるということです。
アメリカ商務省は、中国がアメリカの半導体関連製品を軍事開発に利用するのを防ぐためだとしていて、ロイター通信は、「中国への技術移転に関して、1990年代以降最大の政策転換となる可能性がある」と指摘しています。