台湾の与党・民進党 新党首は副総統・頼清徳氏
台湾の与党・民進党の新しい党首を決める選挙が行われ、蔡英文政権で副総統を務める頼清徳氏が選ばれました。来年、予定されている総統選挙の有力候補とみられています。
台湾の与党・民進党は15日、党員による投開票を行い、新しい党首に頼清徳副総統を選出しました。立候補していたのは頼氏1人で、得票率は99.65%でした。
頼氏は2020年から蔡政権で副総統を務めていて、去年は、安倍元首相の葬儀に参列するため日本を訪れました。
民進党は去年11月に行われた統一地方選挙で大敗し、蔡総統が責任をとって党首を辞任していて後任選びが注目されていました。
当選後、頼氏は自身のSNSに「複雑な国際情勢の中、台湾を守り、民主や平和を促進する」と軍事的圧力を増す中国を念頭に今後の党の方針を投稿しました。
来年、予定されている総統選挙で頼氏は民進党の有力な候補者になるとみられています。
画像:頼清徳氏Facebookより