ウクライナ大統領府“ロシア軍3500人死亡、200人捕虜に”発表
ロシアによるウクライナ侵攻は3日目を迎えました。首都キエフで市街戦が続いています。
ロシア国防省は、ウクライナ軍の施設821か所を破壊したと発表していますが、ロシア軍の被害状況は明らかにしていません。
一方、ウクライナ大統領府は、戦闘で26日朝までに、ロシア軍の3500人が死亡し、200人が捕虜になったと伝えています。
圧倒的な軍事力を誇るロシア軍に対し、ウクライナ軍の抵抗が続いているものとみられますが、今後のポイントは、ウクライナのゼレンスキー大統領が呼びかけて、ロシアのプーチン大統領も検討するとした停戦協議が実現するのかどうかです。
当初、ベラルーシのミンスクでの開催を主張するロシア側と、ポーランドのワルシャワでの開催を提案したウクライナ側で調整が難航しています。
また、ロシア側は、ウクライナ軍が武器を捨てない限り、交渉には応じないとしていますが、ゼレンスキー大統領は「私はキエフにいる。武器を放棄することはない」と表明しています。
ウクライナの大統領報道官は、「場所と日時はロシアと交渉中」としていますが、今後、停戦協議が実現する前に首都キエフが陥落するのか、それとも持ちこたえるのか、大きな山場を迎えています。