インドネシアでサッカーの試合後にサポーターら130人以上が死亡した暴動で、地元当局は、多くの死者が出た主な原因は警察が使った催涙ガスによるものだとする調査結果を明らかにしました。

ロイター通信によりますと、これはインドネシアで治安を担当するマフッド調整相が14日、明らかにしたものです。

FIFA（＝国際サッカー連盟）はスタジアム内の秩序維持に催涙ガスを使うことを規則で禁止していますが、原因究明にあたってきた調査チームによりますと、当時現場にいた警察官らはこの規則について把握していなかったということです。また、調査チームは、催涙ガスが無差別に発射された上、警察官らが過剰な手段をとったと指摘しています。

マフッド調整相は催涙ガスの毒性について調査中だとしながらも、毒性がどうであれ「大量の死者が出た主な原因が催涙ガスによってもたらされたという結論は揺るがない」としています。