ロシア軍がウクライナ原発占拠 露プーチン大統領「目標はすべて成功」
原子力発電所がロシア軍に攻撃され、さらに占拠されるという事態になっています。
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ロシアメディアは、ウクライナ当局の話として、ロシア軍が原発を制圧したことを伝えています。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、「テロ国家による原子力テロだ」と非難し、ロシア軍を止められるのはヨーロッパだけだと欧州諸国に支援を訴えました。
ロシアによるウクライナへの激しい攻撃が続くなか、プーチン大統領は3日、安全保障会議を開き、軍事作戦の成果を強調しました。
ロシア・プーチン大統領「特別軍事作戦はスケジュールに従って、計画通り実施されている。立てられた目標はすべて成功している」
また、「西側諸国が作り出した『反ロシア』と戦う」と述べ、欧米諸国への対決姿勢をあらわにしています。
――3日には2回目の停戦に向けた協議が行われましたが、今後どうなる見通しでしょうか。
ウクライナとロシア双方の主張の隔たりは埋まらず、7日以降に3回目の協議を行うことになりました。
今回の協議では民間人が避難するために、人道上安全を保証するルートを設置するという点では合意しましたが、それ以外の進展はありませんでした。
ウクライナ側は「期待した結果は得られなかった」としていて、停戦に向けた今後の道筋は全く不透明です。