イーロン・マスク氏“和平案”にウクライナから批判相次ぐ
起業家のイーロン・マスク氏が3日、ツイッターに投稿したロシアによるウクライナ侵攻の“和平案”に対し、ウクライナ側から批判が相次いでいます。
イーロン・マスク氏が3日ツイッターに投稿したのは自身が考える和平案について、1億人以上いるフォロワーに賛否を問うものです。
マスク氏はロシアが先日、一方的に併合を宣言したウクライナの4つの州について国連監視のもと、改めて住民投票を行い、住民の意思が示されればロシアは立ち退くべきとした一方、クリミア半島についてはロシアの主権を認め、ウクライナは中立を維持するべきだと主張しました。
これに対し、ウクライナのゼレンスキー大統領は、ウクライナを支援するマスク氏かロシアを支援するマスク氏かどちらのマスク氏が良いですかとフォロワーに賛否を問う投稿をしています。
また、在ドイツのウクライナ大使は「外交的な回答だ、うせろ」と投稿し、強い言葉で批判しました。
マスク氏はその後の投稿で、自身がウクライナを支援する立場であることを強調した上で、「クリミア奪還を目指せば、多数の死者を出し、核戦争の危険性もある。ウクライナの人々に大きな損害をもたらす」とコメントしています。