北朝鮮の崔善姫外相は17日、アメリカが日本・韓国と共に北朝鮮への対応を強化する方針を示したことについて、「情勢を予測不可能な局面に追い込む」などと警告しました。

崔善姫外相は17日、国営メディアを通じて談話を発表し、アメリカと同盟国による朝鮮半島周辺での軍事活動について、「より大きな不安定を招く愚かなこと」だと批判しました。

13日に行われた日米韓3か国の首脳会談でアメリカが日韓への“核の傘”の提供を含む拡大抑止の強化などを表明したことについては、「情勢をさらに予測不可能な局面に追い込む」などとけん制。「我々の軍事的対応はさらに猛烈になり、アメリカと追従勢力に避けられない脅威として近づくだろう」と、対抗措置を示唆しました。

北朝鮮は先週まで異例の頻度でミサイル発射を繰り返し、7回目の核実験もいつでも可能な状態にあると分析されていて、関係国の警戒が続いています。