ゼレンスキー大統領「毎月最大約9000億円の支援が必要」 国際会議で支援求める
ウクライナのゼレンスキー大統領は21日、アメリカのワシントンで開かれた国際会議にオンラインで出席し、ロシアの侵攻により経済的に莫大な損害を受けているとして、大規模な支援を求めました。
世界銀行とIMF(=国際通貨基金)による、ウクライナ支援を話し合う会合で演説したゼレンスキー大統領は、「ロシア軍は鉄道や食料倉庫など、生活の基盤となるあらゆるものを破壊しようとしている」と述べ、ロシアの侵攻による経済的損失を補うために、毎月最大70億ドル(=日本円で約9000億円)の支援が必要だと訴えました。
さらに食料価格や燃料価格の高騰など、ロシアの侵攻が世界の市場を不安定にしていると批判しました。
ゼレンスキー大統領はその上で、世界銀行やIMFなどの国際金融機関から、ロシアを排除するよう求めました。
会合にはウクライナのシュミハリ首相も対面で出席し、各国の代表らにウクライナの現状を説明しました。