FIFA会長に批判殺到 「サッカーの王様」ペレ氏葬儀で棺のそばで“自撮り”
12月に82歳で亡くなった元ブラジル代表のペレさんの葬儀でFIFA・国際サッカー連盟の会長がとった行動に批判が殺到しています。ペレさんが眠る棺のすぐそばで参列者とともに笑顔で自撮りをしたのです。
◇
「サッカーの王様」と呼ばれ、12月に82歳で亡くなった元ブラジル代表のペレさん。棺が安置されたスタジアムには多くのファンや関係者が訪れ、最後の別れを告げました。
しかし、そこでFIFA・国際サッカー連盟のインファンティノ会長がとった行動が物議を醸しています。インファンティノ会長は、ペレさんが眠る棺のすぐそばで参列者とともに笑顔で自撮りをしたのです。
この自撮り行為には世界中から「不謹慎」などと批判が殺到しました。
これに対し、インファンティノ会長はSNSに自撮りした写真を公開し、当時、ペレさんのチームメートや家族から一緒に写真を撮ってほしいと頼まれていたと釈明しました。
インファンティノ会長のSNS
「自撮りをしたいと言ってきたチームメートたちはやり方がわからなかったようです。そこで親切心から彼らのうちの1人の携帯電話を預かり、写真を撮りました」
インファンティノ会長は「失礼にあたることは決してしていない」などと強く反論しています。
インファンティノ会長をめぐっては、FIFAに加盟する211の国と地域に対し、少なくとも1つのスタジアムをペレさんにちなんだ名前に変更するよう求めたことでも波紋が広がっています。