日本留学中に“香港独立支持”投稿 香港の裁判所、女子大学生に禁錮2か月の実刑
日本への留学中に香港独立を支持する投稿をしたなどの罪に問われた女子大学生に対し、香港の裁判所は3日、禁錮2か月の実刑判決を言い渡しました。
香港メディアによりますと、女子大学生は、2018年から去年にかけて、SNSに、「香港独立は唯一の道だ」「中国共産党が滅ばないと、生きていける場所がない」など13件の投稿を行いました。このうち11件は日本留学中に投稿されていました。
裁判で、女子大学生は罪を認めていましたが、裁判官は、「女子大学生は投稿を削除しておらず、継続的にネット上に掲載され、一部は不特定多数が閲覧可能だった」などと指摘。3日、刑事罪行条例違反の「扇動の意図を有する行為」を行った罪で、女子大学生に禁錮2か月の実刑判決を言い渡しました。
香港域外での行動が処罰の対象となるのは異例で、言論統制が厳しさを増しています。