ガザ地区南部の国連施設、攻撃受け9人死亡 イスラエル軍戦車から砲弾か
イスラエル軍による攻撃が続くパレスチナ自治区ガザ地区南部のハンユニスで24日、避難している人たちが多く暮らす国連機関の施設が攻撃を受け、9人が死亡しました。
UNRWA(=国連パレスチナ難民救済事業機関)の責任者は24日、ガザ地区南部の主要都市・ハンユニスで、およそ800人が避難するUNRWAの建物にイスラエル軍の戦車から撃たれた砲弾2発が命中したと発表しました。
この攻撃により、少なくともパレスチナ人9人が死亡、75人がケガをしたということです。
一方、イスラエル軍はUNRWA施設への攻撃を否定し、ハマス側の攻撃である可能性もあるとして調査を進めるとしています。
ハンユニスには北部などから戦火を逃れてきた数十万人が避難していますが、イスラム組織ハマスの掃討作戦を続けるイスラエル軍は、町全体を取り囲むなど攻勢を強めています。