×

バイデン大統領がIPEF「インド太平洋経済枠組み」の発足を正式に表明

2022年5月23日 21:34
バイデン大統領がIPEF「インド太平洋経済枠組み」の発足を正式に表明

日本を訪問中のアメリカのバイデン大統領は23日、新たな経済連携となるIPEF、「インド太平洋経済枠組み」の発足を正式に表明しました。中国に対抗して、アメリカが主導する枠組みで、13か国が創設メンバーとなっています。

バイデン大統領「私たちはきょう、一つの目的のためにここにいる。21世紀の経済の未来は、インド太平洋地域にかかっている。21世紀の競争でともに勝利しよう」

IPEFでは、貿易、サプライチェーン、脱炭素とインフラ、腐敗防止の4つの分野で連携を図るとしています。

発足式典には、岸田総理大臣とインドのモディ首相が出席したほか、オンラインで韓国の尹大統領、シンガポールのリー・シェンロン首相らも参加し、合わせて13か国で発足しました。

岸田首相「日本はIPEFに参加し、米国と緊密に連携し、またASEAN諸国をはじめとする、地域のパートナーと手を携えて、新たな枠組み作りに協力してまいります。これからもより多くの パートナー国がIPEFの議論に加わってくれることを大いに歓迎いたします」

参加13か国で、世界のGDP(=国内総生産)の4割を占める枠組みが新たに発足したことになります。

一方でアメリカが離脱したTPP(=環太平洋経済連携協定)とは異なり、関税の交渉は行わないことになっていて、アメリカ市場へのアクセスを望む東南アジア諸国には、メリットが薄いとの指摘も出ています。

一緒に見られているニュース

0:54

北朝鮮“弾道ミサイル”数発を発射 韓国軍

日テレNEWS NNN

8:29

0:43

【動画】北朝鮮が数発の短距離弾道ミサイル発射 石破首相がコメント

日テレNEWS NNN

9:01

0:27

北朝鮮“弾道ミサイル”EEZ外側にすでに落下か 防衛省

日テレNEWS NNN

8:06

1:51

米大統領選、両氏が激戦州で“最後の訴え”

日テレNEWS NNN

6:15