「中国への対抗」軸に…日米首脳会談始まる 終了後、共同記者会見へ
日本を訪れているアメリカのバイデン大統領と岸田総理大臣による日米首脳会談が、23日午前、東京・赤坂の迎賓館で行われました。
首脳会談は迎賓館で、午前11時すぎから始まりました。
会談に先立っては、迎賓館前で歓迎式典が行われ、岸田総理とバイデン大統領がにこやかに笑顔を見せ、並んで歩く姿も見られました。
首脳会談のポイントですが、「拡大抑止」と呼ばれる核戦力も含めた防衛力の強化、ウクライナ情勢への対応、半導体などの供給網、いわゆるサプライチェーンの構築など、「安全保障と経済」の分野で、多岐にわたる議題が話し合われる見通しです。
いずれも軸になるのは、「中国への対抗」です。
両首脳は、このあと昼食もともにしながら、会談を続ける予定です。終了後は、ふたりそろっての共同記者会見に臨み、会談の成果を共同声明の形にとりまとめる予定です。
そして夕方には、アメリカ主導の中国への対抗を目的とした新たな経済連携、IPEF=「インド太平洋経済枠組み」の設立に向けたイベントが都内で開かれます。
ここに岸田総理も駆けつけ、発足メンバーは10か国あまりにのぼる見通しです。一方、中国の猛反発が予想された台湾の参加は今回見送られることになりました。