バイデン氏、“EV生産拡大”成果を強調
アメリカのバイデン大統領は14日、北米最大の自動車展示会を訪れ、11月の中間選挙を前に、電気自動車の生産拡大に向けた政権の取り組みの成果を強調しました。
中西部・ミシガン州でバイデン大統領が訪れたのは、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった「北米国際自動車ショー」です。
車好きで知られる大統領は、最新の電気自動車を運転するなど上機嫌で会場を視察し、電気自動車の生産拡大に向けた政権の取り組みの成果を強調しました。
バイデン大統領「我々はアメリカの製造業の雇用を回復させている」「性能のよい電気自動車が欲しいなら、アメリカ製のものを買うことができる」
バイデン大統領はまた、各地に電気自動車の充電スタンドを設置するために、9億ドル=日本円で1300億円近くの資金拠出が承認されたと発表しました。11月の中間選挙を前に、大統領は今月、製造業が集まる中西部の「ラストベルト」と呼ばれる地域を相次いで訪れています。電気自動車や半導体製造などへの大規模投資をアピールし、労働者の支持を得たい考えです。