感染急拡大受け 香港政府トップの選挙延期
香港政府は新型コロナウイルスの感染急拡大を受けて、来月に予定していた香港政府トップの選挙を延期すると発表しました。
香港の林鄭月娥行政長官は、18日、緊急の記者会見を開き、来月27日に予定していた行政長官選挙を、5月8日に延期すると発表しました。
香港では今月に入ってオミクロン株を中心に感染が急拡大していて、今月17日の新規感染者数は6116人と2週間余りで45倍以上に増えています。
林鄭長官は、選挙の延期のほかにも中国政府の支援を受けて、およそ750万人の香港市民、全員を対象にしたPCR検査を数回、実施することも発表しました。
中国の習近平国家主席は、16日、香港の感染対策について「責任を持ってコロナを抑えることが何よりも重要な任務だ」と厳しい措置を求めていました。