両陛下22日からイギリス公式訪問 思い出の地オックスフォードへ “散策を心待ちに”
天皇皇后両陛下は共に留学経験のあるイギリスを、22日から公式訪問されます。思い出の場所への訪問となりますが、約40年前に陛下が通われた店が、いまでも残されていました。
街をあげて歓迎ムードに包まれている、イギリス・ロンドン。天皇皇后両陛下が馬車のパレードで通られる予定のバッキンガム宮殿の前の道路には、日本とイギリスの国旗が掲げられていました。
22日に迫った、両陛下のイギリス訪問。両陛下にとってゆかりの深い、“思い出の場所”でもあります。
「私がオックスフォードに滞在したのは昭和58年(1983年)6月から60年(1985年)10月に至る2年4か月間でした。私たちにとって英国は、それぞれ留学生活を送った思い出の地であることもあり、今回の訪問を楽しみにしています」(皇居・宮殿 19日)
約40年前、イギリスに留学されていた天皇陛下。23歳から25歳までの間、オックスフォード大学で学び、生まれて初めて寮生活で1人暮らしを経験されました。
珍しい、自転車に乗られる姿も映像に残されています。
慣れない生活の中では、こんな失敗も。
「洗濯機の中にものを多く入れすぎてそれがあふれてしまったこと」(1985年の会見)
また、過ごされていた部屋には、大ファンだったという名女優、ブルック・シールズさんのポスターなども貼られていました。
実は留学後、そのシールズさんとアメリカで面会をされていた陛下。それを実現させたのは、留学時代の陛下の親友、キース・ジョージさんです。
天皇陛下の親友 キース・ジョージさん
「私の兄が、彼女の通うプリンストン大学で教えていたので、私たちが陛下に会えるよう調整したんです。彼はとても喜んでいました」
「天皇陛下のことはいつも『ヒロ』と呼んでいました。今でもそう呼んでいます」
留学中は、食事やダンスパーティーによく一緒に行っていたといいます。
天皇陛下の親友 キース・ジョージさん
「オックスフォードで教育を受け経験したことが、いまの天皇陛下としての極めて素晴らしい人間性を生み出したと思います」
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両陛下はイギリス訪問の最終日に、その思い出の地、オックスフォードを訪れる予定です。
「今回の訪問で 初めて雅子と一緒にオックスフォードのマートン・コレッジやベイリオル・コレッジなどを訪れ、市内を散策することを心待ちにしております」(皇居・宮殿 19日)
当時の思い出の場所は、今でも残っているところがたくさんありました。
NNNオックスフォード 鈴木あづさ
「天皇陛下はこちらビターという苦みとコクのあるビールがお好きだったということです」
お酒も大好きだという陛下。友人たちとパブをはしごしてビールを楽しむ、イギリスならではの文化も堪能されたといいます。
また、陛下が初めてクレジットカードでの買い物を経験された洋服店は、いまもオックスフォードに残っています。実はこの店、皇后さまもお訪ねになったことがあるというのです。
シェパード&ウッドワード 店員
「私が働いていたとき、店に彼女が来たんです。後に雅子さまだったことがわかり、彼女はとてもきれいでエレガントだったねと、店員みんなで話したものです」
陛下が日本に戻られた3年後、皇后さまも2年間、イギリス・オックスフォードに留学されていました。
自由を満喫された、オックスフォードの散策を心待ちにしているという両陛下。陛下は、“当時と今でどのようにオックスフォードが変わっているか確認したい”と、話されていました。
出発は、いよいよ22日です。