ウクライナで戦闘激化 首都キエフの暮らしは今…佐藤和孝氏が報告
戦闘が激化するウクライナ。首都キエフの中心部からジャーナリストの佐藤和孝さんが報告します。
――佐藤さん、砲撃を受けたアパートを取材されていました。住民の皆さん、精神的にもかなり厳しいのかなと感じたのですが。
自分たちの住んでいる集合住宅というのは、当然、一般市民ですよね、彼らもそう思ってますよね、「軍事目標でもないのに、なぜ我々のところがロケット弾なり、砲弾を撃ち込まれるのか」と。非常に不条理な思い、ぼうぜん自失している思いだと思いますし、そこに住んでいる人がロケット弾、その砲弾の破片を見せながら、「これはロシアからの贈り物だ」というふうに言っていました。
――ライフラインや食料の調達は、大丈夫なのでしょうか。
僕たちがいるホテルでも食事はでない状態なので、きょうマーケットに買い出しに行ったんですけど、すべての食料品がそろっているような感じではなく、空き棚も相当ありましたし、その中でいろいろなものを買って、買いだめて、僕たちもそうですし、市民の方々もそういう生活をされているんだと思います。
ライフラインに関しては、いまのところ問題はありません。