露側「ウクライナが攻撃」 クリミア橋で“緊急事態”…大量の白煙 去年10月にも爆発
ウクライナメディア「TSN.ua」が17日、大量の白煙が上がる「クリミア橋」の様子だとする映像を公開しました。また、別の映像には、救急車のサイレンが鳴り響く様子も映っていました。この橋は、ロシアが実効支配するクリミア半島とロシア本土を結ぶ交通の要衝です。一体何があったのか。
クリミア半島のロシア側トップは、SNSに「クリミア橋で緊急事態が発生した。橋は通行止めになっている」と投稿しました。ロシア側の発表によると、ウクライナが2隻の水上ドローンを使いクリミア橋を攻撃。橋の一部が損傷し2人が死亡、子ども1人がけがをしたということです。
その「クリミア橋」では去年10月にも大規模な爆発があり、橋が一部崩壊していました。この爆発について、ウクライナは「先制攻撃だった」として関与を公式に認めています。
今回の“攻撃”についてロシア捜査委員会は「捜査では、この犯罪の組織化と実行に関与したウクライナの特殊部隊と武装組織の人物を特定している」としています。
一方、ウクライナ軍の報道官は「ロシア側の挑発行為の可能性がある」と述べていますが、複数のウクライナメディアは、ウクライナ軍が関与した情報があるとも報じています。