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韓国・屋外マスク義務を全面解除 入国後PCR検査は“維持”

2022年9月23日 14:10
韓国・屋外マスク義務を全面解除 入国後PCR検査は“維持”

韓国政府は新型コロナウイルスの感染が落ち着いてきたとして、来週26日から屋外でのマスク着用義務を全面的に解除すると発表しました。一方、入国後1日以内に義務づけているPCR検査については、維持する方針です。

韓国政府は23日、来週26日から屋外でのマスク着用義務を全面的に解除すると発表しました。すでに今年5月に50人以上の集まりをのぞき、屋外での着用義務がなくなっていました。

今回の決定により、今後は屋外でのコンサートやスポーツ観戦などでもマスクを着けなくても良くなります。一方で、屋内でのマスク着用の義務は当面維持されます。

また、入国するすべての人に対し、1日以内のPCR検査を義務づけていた措置についても廃止するかどうか検討が進められていましたが、今後も維持する方針で、ここで陽性が確認された場合7日間の隔離が必要です。

ただ、入国後のPCR検査をめぐっては入国者の3割程度が結果をシステムに登録していないと韓国メディアが問題を報じているほか、日本からの渡航者の間でも“旅行で隔離されるリスクになる”と撤廃を求める声が相次いでいます。

防疫当局は「今後、緩和可能な項目を見いだし、段階的に調整していく」と説明しています。

韓国政府が約1万人を対象にした調査では、新型コロナ感染とワクチン接種によって抗体を持つ人の割合は97.38%に達し、国民の大半が抗体を持っていることが明らかになっています。