“銃乱射”で18人死亡…犯人は逃走中か 現地の日本人からも不安の声 アメリカ
アメリカ・メーン州のボウリング場などで男が銃を乱射し、逃走しました。18人が死亡、少なくとも60人がケガをしています。地元住民には、屋内にとどまるよう警戒が呼びかけられていますが、現地に住む日本人からは不安の声が…。
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日本時間26日午後9時半すぎ、銃乱射の現場から車で30分の街に住む平田信輝さんがnews zeroの取材に応じてくれました。
現場から30分の場所に住む平田信輝さん(29)
「(現地は)今、朝の8時半、13時間たっていますね。(メーン州は)おじいちゃん、おばあちゃん、子供たちがいっぱいいる場所。めったにこういう事件は起きない。怖いなと思う」
銃撃犯は今も逃走中とみられ、事件発生直後、平田さんの携帯には注意喚起のアラートが送られていました。
現場から30分の場所に住む平田信輝さん(29)
「『自分の家と車が安全なことを確保してください』。ニュースを見ていたら(アラートが)ピーピー鳴った」
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現地時間25日午後7時前、アメリカ・メーン州で銃乱射事件が起きました。現場付近では、走って逃げる人たちの姿がありました。中には、小さな子供らしき姿も。別の場所では、救急車に乗せられる人もいました。
NBCによると18人が死亡。少なくとも60人がケガをしたということです。
ボウリング場などで銃を乱射した男は、日本時間26日午後11時現在も逃走中とみられています。ボウリング場のカメラは、入ってきた男が両手にライフルを構える姿をとらえていました。銃口は店の中に向けられています。そして――
撃つ様子を目撃したボウリング場の客
「少なくとも10発以上は撃っていました。みんながパニックになっていた」
平日の夜に、いったい何があったのでしょうか。
事件が起きたのは、アメリカ北東部メーン州の第2の都市ルイストンです。男は、約6キロ離れたボウリング場とレストランの2か所で銃を乱射したといいます。
当時、ボウリング場にいて男が銃を撃つ様子を目撃したという男性に話を聞きました。
撃つ様子を目撃したボウリング場の客
「いつもの夜のようにボウリングをしていたら突然、男が入ってきて大きな音がしました。風船かと思って振り返ったら銃が握られていたんです。最初の1発を撃ったのは、私の4~5メートル後ろでした。とても近かったです」
男性はすぐに身を隠したといいます。
撃つ様子を目撃したボウリング場の客
「私はボウリングのピンが並ぶレーンの奥に滑り込んで、機械の上にのぼって、警察が来るまで10分くらい隠れていました」
病院前に座り込んでいた女性は、当時銃撃のあったレストランにいた元夫と息子と連絡がとれないといいます。
銃撃があったレストランに家族がいた女性
「2人はレストランでビリヤードをしていました。私たちはここで待っているのに彼らが無事なのか、重体なのか、亡くなってしまったのか、誰も教えてくれません。早く知りたいです、彼はまだ若いんです。彼はどうなってしまったのでしょう」
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警察は急きょ会見を開きました。
警察当局の会見
「凶悪犯罪が発生しました。複数の死傷者を伴う銃撃事件が起きたのです」
事件に関わったとみて名前をあげたのは――
警察当局の会見
「我々はロバート・カードという人物を捜しています」
写真を公開して行方を追っているのは、ロバート・カード氏(40)です。
AP通信が入手した警察の内部情報によると、陸軍で銃器を扱う指導員の訓練を受けていたといいます。一方、精神疾患があり、今年夏に2週間入院していたということです。
警察当局の会見
「武器を持っていて危険です。カード氏を見かけた人がいたらすぐに911まで連絡してください」
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日本時間26日午後8時すぎ。一夜明けた銃撃事件が起きたボウリング場。営業時間外ですが、駐車場にはたくさんの車が停められたままになっていました。
現場から30分の場所に住む平田信輝さん(29)
「早く捕まってほしい、外出先が怖くなる。狙われた場所がレストランとボウリング場。ボウリング場は家族連れが行く場所、レストランはご飯食べに行く場所、買い物にも行けない」
事件から半日以上たった今も捕まっていないとみられる男の身柄。警察はカード氏が事件に関わったとみて数百人態勢で捜索するとともに、住民に対しカギをかけて屋内にとどまるよう呼びかけています。
(10月26日放送『news zero』より)