イラン、イスラエルに5日にも攻撃開始か ヒズボラも報復の構え
イランがイスラエルに報復を行うと宣言し緊張が高まるなかアメリカメディアは4日、アメリカ政府当局者の予測として早ければ5日にも攻撃が始まる可能性があると報じました。
アメリカのアクシオスは4日、イスラム組織ハマスの最高指導者 ハニヤ氏暗殺をうけイランの報復攻撃が早ければ5日にも行われる可能性があると伝えました。アメリカのブリンケン国務長官が4日、G7外相との電話会談で攻撃は早ければ24時間から48時間以内に始まる可能性があると伝えたということです。
これに対し、イスラエルのネタニヤフ首相は「攻撃された場合は激しく反撃する。いかなる攻撃にも重い代償を科す」と述べ、けん制しています。
またイランから支援をうけるレバノンのシーア派組織ヒズボラも幹部殺害に対する報復を行う構えです。アメリカやイギリスなど欧米各国はレバノンに滞在する自国民に対し、速やかに退避するよう呼びかけています。
日本の外務省も5日、地域の緊張が高まりつつあるとしてレバノン全域に危険情報で最も厳しい「退避勧告」を発表しました。
外務省によりますと、レバノンに滞在する日本人はおよそ60人で、「安全を確保した上で商用便が運航されている間に直ちに退避」するよう呼びかけています。