FRBパウエル議長、利下げ「急ぐ必要はない」との見解
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アメリカの中央銀行にあたるFRB(=連邦準備制度理事会)のパウエル議長は11日、利下げについて「急ぐ必要はない」との見解を示しました。
FRBのパウエル議長は11日、上院銀行委員会で「経済は堅調であり、政策調整を急ぐ必要はない」などと証言し、金利を当面据え置く姿勢を示しました。
アメリカのインフレ率は、FRBが目標として掲げる2%を依然として上回っているものの、1月の雇用統計では失業率が2か月連続で改善するなど、雇用情勢の堅調さが改めて示されています。
パウエル議長は今後の経済情勢に応じて「十分対応できる態勢にある」と述べ、「雇用の最大化と物価の安定を達成するために、全力を尽くす」としています。
最終更新日:2025年2月12日 2:42