トヨタ自動車が出資するアメリカのベンチャー企業は、開発を進めるいわゆる“空飛ぶクルマ”の量産型の試作機について、アメリカの航空当局の認可を受け、試験飛行ができるようになったと発表しました。

“空飛ぶクルマ”はドローンのような電動の小型機で、トヨタ自動車は、開発を進めるベンチャー企業の「ジョビー・アビエーション」に4億ドルを出資しています。

最高時速は320キロ、市街地から最寄りの空港までの移動などを想定し開発が進められています。

ジョビー・アビエーションは28日、アメリカの航空当局の認可を受け、量産に向けた生産ラインで製造した試作機で試験飛行を始められるようになったと発表しました。2025年に乗客を乗せたサービスの開始を目指します。

来月1日、この会社の取締役に就任する北米トヨタの小川哲男CEOは「これまで以上に緊密に協力していくことを楽しみにしている」とコメントしています。