パキスタンで、現政権への抗議活動を続けているカーン前首相が9日、汚職の疑いで逮捕されました。

地元メディアによりますと、パキスタンのカーン前首相は9日、首都・イスラマバードの裁判所で治安当局に身柄を拘束され、汚職の疑いで逮捕されたということです。

去年4月に失職したカーン前首相は現シャリフ政権と対立し、早期の解散・総選挙を求めて抗議活動を続けていて、去年11月には、暗殺未遂事件も発生していました。

カーン前首相はクリケットの元スター選手で国民の人気も高く、今回の逮捕を受けて、支持者によるデモもおきていて、政情不安に拍車がかかる恐れもあります。