ウクライナ首都をキーウに発音変更 ゼレンスキー大統領「日本と岸田首相に感謝」
ウクライナの原子力発電所を運営する国営企業は先月31日、ロシア軍が占拠していたチョルノービリ原発から撤退を始めたと明らかにしました。
原子力発電所を運営する国営企業は、ロシア軍が31日、チョルノービリ原発の管理をウクライナ側に任せると表明したと明らかにしました。
ほとんどのロシア軍部隊がすでに原発から撤退し隣国ベラルーシとの国境に向かっているとしています。
ゼレンスキー大統領
「キーウ(キエフ)北部、チェルニヒウ方面、スムイ州で占領者(ロシア軍)が追い出されているが、ロシア軍にとっては、これが戦術の一部であることも我々は理解しなければならない。全てはそう簡単にはいかないのです」
ゼレンスキー大統領はまた、日本政府が首都をキーウとウクライナ語の発音に変更すると決めた事について「日本と岸田首相に感謝している」とのコメントを投稿しました。
1日には、ウクライナとロシアの間での停戦協議がオンラインで行われる見通しです。
仲介するトルコはゼレンスキー大統領とプーチン大統領の首脳会談実現に向け、今後1、2週間の間に2度目の外相会談を開く可能性があるとしています。
ただ、ロシア側は停戦合意には長い時間がかかるとの認識を示していてます。
ロイター通信によりますと、イタリアのドラギ首相と電話会談したプーチン大統領は、ゼレンスキー大統領との会談について「まだ機は熟していない」とのべたということです。
さらに、停戦についても「まだ条件が整っていない」と話したとしています。