「発熱外来」訪れた人 1週間前の16倍に 中国・北京市
中国・北京市は11日、市内の病院の「発熱外来」を訪れた人が1週間前の16倍に達したことを明らかにしました。
中国メディアによりますと、北京市は夕方の会見で11日に北京市内の病院の発熱外来を訪れた人がのべおよそ2万2000人にのぼり、1週間前に比べて16倍に達したことを明らかにしました。
また、救急センターの呼び出しも先週金曜日には3万回を超え、通常の6倍に達したということです。
中国当局の発表では11日、中国全土の感染数が8626人と減少が続いていますが、北京市は会見でゼロコロナ対策の緩和を受けて自宅療養を選ぶ人が増えたことやPCR検査の数が減った点などを指摘し正確な数字が反映されていない可能性を示唆しています。
北京市は新たに新型コロナの抗原検査キット2500万回分を供給したなどとして、医療資源の大量投入を強調していますが、感染が急増すれば医療体制がひっぱくする恐れもあります。