【来日】"わんぱく相撲"に出場!戦禍の中で稽古 ウクライナ 子ども力士の思い『every.特集』
先月30日。両国国技館で開催された「わんぱく相撲全国大会」。各地の予選を勝ち抜いた小学4年生から6年生まで約300人が集まる国内最大級の大会だ。その会場にはウクライナからきた2人の子ども力士が…。10歳のミコラくんと、11歳のマカルくん。今年の春、ウクライナで子どもたちを元気づけようと開かれた相撲大会を勝ち抜いた2人は、全国大会に出場する切符を手に入れ来日した。
日本に来て最初の昼食はトンカツ! 分厚いトンカツに、思わず笑みがこぼれる。しかし、街を歩いていると聞こえてきたのはサイレンの音。すると…
「何のサイレン?」
「あのサイレンじゃないよ」と会話した2人。ウクライナでの空襲警報を思い出したのだろうか、サイレンに敏感に反応していた。
ロシアによるウクライナ侵攻が始まってからまもなく1年半。「戦争が起きるなんて僕は最初信じていなかった」という、10歳のミコラくん。戦禍の中、稽古を積んできた。心の支えとなったのが相撲だったという。「相撲の練習が再開されたおかげで、いま起きてしまっていることから 少し気を紛らせることができた」と話す。
小学5年生の部に出場した10歳のミコラくん。初戦の相手の体重は、ミコラくんの倍。はたして…稽古の成果は出せるのか。ひとつ年上のマカルくんが出場したのは、6年生の部。相手はみな、体の大きなつわものぞろい。しかしマカルくんの取組に…会場では大歓声が起きることになる。驚きの快進撃に注目だ。
※詳しくは動画をご覧ください。(2023年8月9日放送「news every.」より)