国立科学博物館が「クラファン」開始 資金不足で…過去最大「目標1億円」
国内最大級の動植物の標本や化石などのコレクションを誇る国立科学博物館が、資金調達のためのクラウドファンディングを開始しました。
国立科学博物館は、地球、生命や科学技術の歴史と現在を研究するため、動植物の標本や恐竜の化石、鉱物の資料などあわせて500万点以上を保管する国立で唯一の総合科学博物館です。
しかし、コロナ禍での入館料収入の減少や、光熱費などの高騰を受け、標本や資料の保管資金などが不足し、さまざまな活動の縮小や停止が余儀なくされていると言います。
そこで今回、1億円を目標金額に過去最大のクラウドファンディングを始めました。
国立科学博物館・篠田謙一館長
「ナショナルコレクションの多様性や研究者の熱量を知っていただく機会にしたい」
資金は、資料の収集や維持管理費用として使われる予定で、館長による特別ツアーなど、科学博物館ならではの返礼品が用意されているということです。