15万人以上がウクライナ国外に退避 ロシア侵攻
ロシア軍によるウクライナへの軍事侵攻は首都・キエフをめぐる攻防が続いていますが、ロシア軍はさらに攻勢を強める構えです。こうした中、戦火を逃れるためウクライナ国外に退避した人が、これまでに15万人以上にのぼると国連が明らかにしました。
これは国連難民高等弁務官事務所が26日に発表したもので、ロシア軍の侵攻開始以来、15万人以上がウクライナから周辺国に逃れたということです。隣国のポーランドとの国境付近にはウクライナから退避してきた大勢の人で大混雑していて、入国には2日程度かかるということです。
ただ、ウクライナでは「総動員令」が出ているため、18歳から60歳の男性市民は出国が認められていません。そのため夫や父親と離ればなれになる家族も多くいます。
一方で、ウクライナにあえて向かう人もいます。
ポーランド在住ウクライナ人男性「祖国の危機だ。戻らなければならない」「ウクライナ万歳!英雄万歳!」
ポーランドなどにはウクライナ人の出稼ぎ労働者が数百万人いるとされ、帰国を希望する人が相次いでいます。