韓国・最大野党、尹大統領の施政方針演説をボイコット “憲政史上初”と韓国メディア
韓国では25日、最大野党が検察の捜査などを理由に、尹錫悦大統領の施政方針演説をボイコットする異例の事態となっています。
韓国の検察は先週、違法な政治資金を受け取った疑いで最大野党「共に民主党」の李在明代表の側近を逮捕し、24日、党本部の家宅捜索に入りました。
「共に民主党」は、尹政権による野党弾圧だとして反発を強めていて、25日の施政方針演説のボイコットを決めました。韓国メディアは、全面的なボイコットは憲政史上初だと伝えています。
尹錫悦大統領「経済と安保の厳しい状況を克服していくためには、与野党を分けてはいけません」
尹大統領は、北朝鮮が7回目の核実験の準備を終えたと判断していることなどをあげ、国会の協力が必要だと呼びかけました。
与野党の対立の中で混乱はしばらく続き、今後の国会運営にも影響が出るものとみられます。