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金与正氏「現実とかけ離れた愚かさの極み」尹大統領“提案”を一蹴

2022年8月19日 10:24
金与正氏「現実とかけ離れた愚かさの極み」尹大統領“提案”を一蹴

北朝鮮の金正恩総書記の妹・与正氏は、韓国の尹錫悦大統領が非核化を条件に経済支援を提案したことについて、「現実とかけ離れた愚かさの極み」だと一蹴しました。

国営の朝鮮中央通信によりますと、金与正氏は、韓国の尹大統領を名指しして批判する談話を18日付で発表しました。尹大統領は15日の演説で、北朝鮮が核開発を中断し非核化に転換すれば、段階的な経済支援などを行うとの構想を表明しています。

これについて与正氏は「現実とかけ離れた愚かさの極み」だと批判。その上で「非核化措置という仮定から間違った前提」で「我が国の根本である核を“経済協力”と交換するという発想が未熟だ」と提案を一蹴しました。

また、与正氏は17日に韓国軍が発表した北朝鮮による巡航ミサイル発射について、「発射地点は温泉一帯ではなく安州だった」と明らかにし、「発射時間と地点もまともに発表できないのか」などと皮肉りました。